東サポについて

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理事長からごあいさつ

繰り返される天災は人災ではないのか

  台風19号が大きな爪痕を残していった。関東甲信地方、東北南部地方に多数の死者と行方不明者が出ているし、損壊した家や決壊した河川や冠水した収穫間際の田畑も多い。そして、報道関係者のインタビューでの被災された方々の口からは常套句のように「こんな事は生まれて初めて経験するような・・」と。

 いずれにせよ、被災された多くの関係者の方々には衷心よりお見舞い申し上げます。

 確かにわが国には地震とか台風とか集中豪雨とかが多いことは知識的にも、経験的にもすべての国民がよくよく周知しているところである。そして、そうした災難をある意味世界のどの地域よりも激しく、大きく受けて来ている。(例えば、地球上の地表の0.2%を占める日本で世界には発生する地震の20%以上が起きていると言われる)

 その度にある意味、生贄のように多くのかけがいのない命も、資産も奪われ、関係者の涙と悲嘆にくれる日々が累々と続いて来ている。挙句には相手が自然だし人智を超えた仕業であるしとして最初から天災として、防災や減災に対する対処を放置、諦念、放棄して来たのではないだろうか。例えば、治水土木事業やその技術開発研究にせよ、限られた公共財源の配分にせよ、それは数ある事業の中での優先順位問題ではないのか。命の価値に勝るドミナンスはあるはずもなく、結局は人命に対する軽視政策の結果ではないだろうか。

 あらためて、人類が持ちうるすべての諸能力を、もうこのようなことでの棄命・棄産を許さない、そのための防災と減災に主力を注ぐぞ!という決意、決断が求められているのではないだろうか。 合掌!!! 

                (2019年10月)

   理事長  加藤 正仁
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